最適な圧力センサの選び方
03. February 2026

お客様のアプリケーションが精密な圧力測定を必要とするものだとしたら、幅広い選択肢に直面することになります。圧力トランスデューサ、圧力トランスミッタ、デジタル圧力計から構成される当社の豊富な製品ラインアップは、ほぼ全てのアプリケーション分野をカバーしています。しかし、お客様のアプリケーションに最適なソリューションは一体どれでしょうか?
本ブログでは、適切な圧力センサを選定する際に重要なポイントと、最適な判断を下す方法について順を追って説明していきます。
製品を探し始める前に、まず要求事項を明確に定義し整理しておくことをお勧めします。要件を明確にしておくことでリサーチが容易になり、その後の当社営業部門とのコミュニケーションもスムーズになります。以下2点を切り分けておくと良いです:
- «マスト» な要件
- «あったらいいな» レベルの要件
一般的に言えるのは、必須条件が少ないほうが解決策を見つけやすく、コストと納期も抑えやすいという点です。
しかしこれらの要件を定義するには、まず根本的な課題を包括的に分析する必要があります。この基礎があって初めて、分析結果を望ましい製品に対する明確な要件へ変換できるからです。これには、購入対象となる製品の特徴に関する知識が求められます。したがって、以下のセクションでは、当社の製品構造の特性について概要を説明します。
当社の製品構造は複数の階層に分かれています。各階層には固有の特徴があり、製品検索時の絞り込みにも利用できます。
製品カテゴリー
この最上位レベルは、製品ポートフォリオを俯瞰的に捉えた見方です。ここでの目的は、今後の製品選定における基本方向性を決めることにあります。例えば、圧力トランスミッタとデジタル圧力計のどちらがアプリケーションに適しているかをここで判断するのです。これは直感的に決めてしまいがちですが、選定プロセスの次の段階に大きな影響を与えるので要注意です。

拡張ピラミッド
圧力トランスデューサや圧力トランスミッタなどの製品では、完成品のトランスミッタまたはそれ以外の段階の製品いずれかを選択できます。これは主に、アプリケーションの設置条件によって決まります。設置スペースが限られているアプリケーションでは、圧力トランスミッタカプセルだけを選択肢に入れるほうが望ましい場合があります。
当社の拡張ピラミッドに関する詳細は、ブログ記事 «拡張ピラミッド - 圧力センサカプセルからコネクタまで» でご覧いただけます。

ライン/シリーズ
製品カテゴリと構成レベルが決まったら、次は適切な製品ラインまたはシリーズの選定をします。これらにはそれぞれ異なる技術的特徴があり、各データシートに記載されています。仮選定の段階では、決定した必須条件のみを考慮するようにしてください。全ての必須要件を満たせるシリーズが複数ある場合、追加機能や価格・納期といった包括的要素を判断材料にして選択を進めていきます。
以下のブログが、重要ポイントを正しく定義するのに役立つかもしれません。

特定用途向け圧力センサ
業界固有のアプリケーションに対しては、他のアプローチの仕方があります。この目的の為に多くのメーカがいわゆるASSP(Application Specific Standard Products / 特定用途向け標準製品)を用意しています。これらは水素用途向けの金メッキダイアフラムに代表される、アプリケーション固有の要件をカバーするように設計された製品シリーズです。このようなシリーズを標準化することで、従来の製品群から選定した製品を特定用途向けに改造するよりも、大幅なコスト効率化と短納期化が実現できるケースが多くあります。ASSP製品の代表的な応用分野は、水素・酸素アプリケーション、ガスメーター、半導体製造などです。

役立つヒント
もしお客様の課題に対して当社が提供可能な解決策が不明確な場合は、お客様が当社営業部門と共同でプロジェクトを分析し、必要に応じて当社開発チームと直接協議されることをお勧めします。当社は、お客様と開発チームが必要に応じて直接コミュニケーションを取る事も大事だと考えています。多くの場合において、直接の対話を通じて実用的な解決策(理想的には弊社標準製品群)を迅速に見出すことができるからです。標準品に適合するものがない場合でも、ご要望に応じていつでもカスタムソリューションの開発も可能です。




